毎年大好評の「奈良の歴史の道を歩く」シリーズの彩版（少し散策しますが、長距離を歩きません。ゆっくり歩きますので、歩行が不安な方も安心してご参加頂けます）。今回は「今が旬」をテーマにしたスポットに訪れます。初日は、奈良の唐招提寺へ。みだれた当時の仏教界を正す為に唐の国から派遣された鑑真和尚。何度も日本への渡航に失敗し、視力を失いながらも遂に日本へ上陸。戒律を伝え、仏教を正しく理解する僧をたくさん伝えました。その弟子が制作し、日本で最古の肖像彫刻でもある鑑真和尚坐像を特別拝観します。総国分尼寺・法華寺の、光明皇后を写したといわれる優美な十一面観音菩薩像もぜひご覧頂きたい仏像です。
翌日は令和元年に世界遺産登録された大阪の百舌鳥・古市古墳群へ。日本最大の仁徳天皇陵をはじめ、古墳時代を代表する多数の古墳が集まり、これらが世界各地の巨大墳墓にひけを取らない規模であること、また葬送儀礼や建築の高度な文化が評価され、世界遺産となりました。あまりにも大きすぎて全容が掴みづらい史跡でもありますが、現地ガイドの酒井ガイドと丁寧簡潔な説明とともに、歩いて巡ることで、古代ロマンの世界にしばし浸ってみませんか。